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「価値」は、モノに宿らない。
人が感じた瞬間に生まれる。

2026.06.— | 森谷 盛広

「良いものを作れば売れる」——このひと言に、多くのものづくり企業が苦しんでいます。品質は本物なのに、なぜか伝わらない。理由は「価値」のとらえ方にあります。

私たちは、価値はモノそのものに宿るのではなく、人が「これは自分のためになる」と感じた瞬間に生まれると考えています。同じ品質の日本酒が1,500円と3,000円に分かれるのは、味ではなく"語り方"の差です。

価値には、4つの層がある

機能的価値(役に立つ)、情緒的価値(心が動く)、認識的価値(試したい・語りたい)、社会的価値(誇らしい)。多くの商品は機能と情緒までしか設計されていません。現代の購買は「試したい」と「誇らしい」で動きます。

文脈が、価値を増幅する

クリスマスのケーキが特別なのは、味が変わるからではありません。「いつ・どこで・誰と」という文脈が、価値を何倍にもする。広告とは、その文脈を設計する仕事です。

森谷 盛広
森谷 盛広

合同会社アルチ 代表/CMディレクター25年。ものづくり企業のブランドコミュニケーションを数多く手がける。ブランド・マネージャー認定協会トレーナー、武蔵野大学アジアAI研究所 客員研究員。

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